お茶は体脂肪を低下させる。

血中中性脂肪上昇抑制作用 摂取した脂肪は、膵臓から分泌される消化酵素(リパーゼ)によって分解され、小腸から吸収され血管に入ります。このため食後に血中の中性脂肪が一時的に上昇し、その後代謝されます。しかし、代謝異常等により血中の中性脂肪が高い値を維持すると体脂肪や内蔵脂肪が蓄積して肥満の原因になることが知られています。肥満の原因になることが知られています。肥満は心筋梗塞や脳梗塞などの様々な病気の危険因子となります。動物実験により緑茶に多く含まれるエピガロカテキンガレードなどのガレード型カテキンの投与では、血中の中性脂肪の上昇が抑えることがわかりました。これは、膵臓から分泌されるリパーゼの活性が抑えられて脂肪の分解が緩やかになったためと考えられます。体脂肪低下作用BMIが高めの人に、ガレード型カテキン90%以上の茶カテキン215.3mg含む飲料を1日2本食事の際には1本12週間にわたり毎日飲んでもらったところ、4週間から12週間まで、BMI及び体重が初期の値および対照群の値に比べて低下しました。体脂肪や内蔵脂肪も12週目に低下しました。これは、ガレート型カテキンの作用により食後の血液中の中性脂肪の上昇が抑えられたことが一つの要因と考えられます。なお、BMIは体重(kg)÷(身長(m)2(2乗)で計算される値で、肥満度の指標です。