お茶の免疫機能の調節

冬が近づくと誰もが気になる風邪やインフルエンザ。生体は、免疫系の活性と抑制のバランスをうまく制御することにより、病原体が体内に侵入するのを防いでいます。しかし様々な原因で免疫能力が低下する、すなわち病原体に対するバリアが弱まると感染症にかかる危険性が高くなります。粘膜免疫系の働きをよくするエピガロカテキン呼吸器や消化器などの外界と接する粘膜は、病原体の主な感染経路ろなっています。粘膜免疫系は、病原体が粘膜から侵入してくるのを防いでいる免疫システムであり、生体防御の最前線ともいえます。カテキンの1種であるEGCには粘膜免疫系の働きをよくする効果があることが確認されています。しかし、このEGCの働きはエピガロカテキンガレードによって弱められてしまします。熱水で緑茶を淹れるとEGCGが浸出しやすくなるため、EGCの効果が弱まってしまいます、冷水で緑茶を淹れる(水出し緑茶)と、浸出液中のEGCGが少なくなり、EGCの効果が発揮されやすくなります。粘膜免疫系を活性化して病原体に侵入を防ぐためには、冷水で入れたお茶を飲むのが良さそうです。