放射線による害を防ぐ

近年、放射線の生体への影響が大きな問題となっています。放射線はα線、y線、x線などに分類され、これらによって体の中の水が分解されて、不安定なヒドロキシラジカルなどの活性酸素種ができます。これらのラジカル種は体の構成成分である核酸、タンパク質、脂質などと反応して、さまざまな障害を引き起こし、場合によっては、発がんにもつながるといわれています。したがって、放射線被曝による様々な影響を減らすことは、健康的生活を営む上で重要です。これまでに、緑茶抽出液に放射線防護効果があることが報告されています。茶カテキンなどの緑茶に含まれる成分がラジカル種を消去しさまざまな障害を取り除きます。実際にマウスにy線を照射しそれによって引き起こされる染色体異常に対する緑茶抽出液の効果を調べた結果、緑茶抽出液は染色体異常を減らすことがわかりました。また、この作用には緑茶およびカテキンなどの抗酸化力が寄与していることもわかりました。緑茶は、日本人が日常的に摂取していることもわかりました。緑茶は日本人が日常的に摂取している飲料であり、継続的に放射線の影響を受けた場合でも、その防護効果が大いに期待できます。