脳の老化を防ぎ、認知症を予防

わが国では、高齢者が急速に増加していきますがそれに伴い認知症の患者数も急増しています。認知症は高齢になるほど患者数が増えることから、「年をとること加齢」は認知症の最大の危険因子です。またアルツハイマー病を含め認知症は、完全に治療できる方法がまだないことから、「予防」が最も重要となります。「年をとることは」は止められませんが老化を予防することにより、認知症となる危険率を低下させることは可能です。緑茶にはカテキンという渋みの成分やテアニンという旨みの成分などが含まれていますが、この茶カテキンとテニアンには老化、特に脳の老化を予防する効果があることがわかってきました。私たちの体の中で過剰に産生される活性酸素は酸化傷害を引き起こし、その蓄積が老化の一因となっていると考えられています。茶カテキンは強い抗酸化作用を示すことから、ネズミに茶カテキンを毎日のませたところ、活性酸素による酸化傷害が減り、加齢に伴って認められる脳の萎縮や学習・記憶能の低下も抑えられることが明らかとなりました。一日数杯の緑茶を飲んでいる人では、飲まなかった場合に比べて脳の老化が抑制されているのではないかと考えられます。また、現代はストレス社会といわれ、多くの人が何らかのストレスを抱えています、長期にわたるストレスは「うつ」や認知症などの引き金となるだけでなく、老化を促進すると考えレらています。実際、ネズミに長期にわたりストレスを与えると、寿命が短くなることが明らかとなりました。それに加えて、脳の萎縮や学習・記憶能の低下が促進されことがわかりました。しかし、同じようにストレスを受けていても、テアニンを摂取していた場合はストレスによる寿命の短縮や脳の老化の促進が抑えられることがわかりました。このようなテアニンの抗ストレス作用は、緑茶に含まれるカテキンやカフェインによってある程度打ち消されてしますのですが、テニアンを多く含むお茶を飲むことによって、テニアンの抗ストレス効果が発揮されることもわかってきました。美味しいお茶を毎日飲むことにより、知らないうちにストレに打ち勝つ力も身につくと考えれれます。以上のことから、緑茶に含まれる茶カテキンやテアニンは脳の老化を防止することにより、認知症予防の効果をもつと推察されます。