抹茶の点て方(基本)

抹茶の点て方 手順

20130904

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

①茶碗に水を入れ、茶筅をつけておく普段使用してない茶筅なら20分。乾いた穂先は折れやすい。乾いた茶筅はしなりが少なくて点てにくい。

②抹茶茶椀に茶杓で抹茶を入れる。茶杓2杯、約2グラムを入れる。1.5gは薄すぎる。0.1gまで量れるハカリで抹茶2gを確認する。

③茶碗にポットの湯を5~6cc入れる5~6ccの湯はすぐに冷やされて人肌以下になる。ポットから出る最初の湯は、非常にぬるい。

④抹茶茶椀に茶碗の湯を入れる、入れる時に抹茶に直接かけないよう、抹茶茶椀の緑にたらす。湯は抹茶茶椀にも冷まされて常温近くになる。

⑤茶筅で練る。濃いお茶を練るように。茶筅の腹も使う。練ることによってダマがなくなり、テリが出る。少量の常温の湯で練るから、旨み、甘味の成分は浸出できるが、苦渋味の成分はでにくくなっている。約30秒練る

⑥湯を注ぐ ポットの湯は95℃を50cc~60cc注ぐ。抹茶茶椀の中の湯温は70℃~75℃になる。柄杓の容量は約60cc

⑦茶筅で点てる茶筅の持ち方は、人差し指を上に、親指を下に、高々指を横に添えるように持つ。腕をのばし、手首のスナップで茶筅を前後にすばやく動かす。肩、腕、手に力を入れすぎると、すばやい茶筅さばきができない。茶筅は、茶椀の底をこすらないようにする。15秒から30秒で、大量の細かい泡ができる。あまり泡立てしない点て方もあるが、泡立てるほうが味がまろやかになっているから、高温の湯を加えても、苦渋味の成分は出にくくなっている。

 

濃茶の練り方

①事前の準備として、茶椀、茶筅をきれいにしておく。

②茶椀に茶筅で抹茶を入れる。茶杓3杯、4gを入れる。水の温度は常温でよい。

③茶筅で練る。茶筅を回しながら、茶筅の穂を腹で練る。茶椀の中で『いいこ、いいこ』と書くように。抹茶粉末が水に馴染み、ダマがなくなり香りが感じられ、テリが出てくるまで約30秒から60秒練る。

④湯(ポットの湯、90~95℃)を約10~15cc注ぐ

⑤茶筅で練る。茶筅の持ち方は、書道の筆を持つように、人差し指を上に、親指を下にして軽くつまみ、高々指を横に添えるように持つ。③と同じように茶筅の穂の腹を使って練る。ソフトクリームが溶け出して、トローと流れる状態にする。湯量が足りないと、茶椀を傾けても、なかなかお客様の口に入っていかない。少し柔らかめかな、と思うくらいのほうがベストである。

⑥濃茶の薄茶。お客様が濃茶を飲まれた後の茶椀には、口に入らなかった抹茶が残る。この茶椀に湯を40cc注いで素早く点てる。立て方はお薄の点て方である。これが濃茶のお薄である。お薄より薄い味だが、とてもおいしいものである。

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