お茶 うがいのススメ

インフルエンザの予防対策 インフルエンザは主に冬季になると猛威を振るう重症上気道感染症です。感染はインフルエンザウイルスによって起こり、飛沫や接触により流行が拡がります。感染力が非常に強く、肺炎、脳症に進展することもあり、その予防対策は非常に重要です。インフルエンザの予防対策には、ワクチン接種、手洗い、マスクの着用、うがいの励行などがありますが、どの方法をとってみても万全とはいえません。このような予防対策に加え、最近、茶カテキンでうがいすることや、緑茶を飲んでインフルエンザ予防しようという試みが注目されています。茶カテキンは、インフルエンザウィルスの表面にある突起に結合し、宿主細胞表面へのウィルスの吸着を阻害して感染を防ぎます。この効果は、インフルエンザウィルスの型にはよらないといわれています。茶カテキンのうがいによるインフルエンザ予防効果を調べるために、特別養護老人ホームの入所者を対象とした臨床研究が行われました。緑茶カテキン抽出物で1日3回、3ヶ月間うがいをした結果、水のうがいと比べて、インフルエンザの発症が減少したことがわかりました。緑茶には、カテキン以外にも、テニアン、ビタミンCといった感染に対する免疫力を高める成分が含まれていますので、緑茶の飲用によるインフルエンザ予防効果も十分期待されます。実際静岡県産地の菊川市の全小学生児童を対象とした疫学調査では、1日1~5杯の緑茶を飲む習慣をもつ児童は1日1杯以下の場合と比べてインフルエンザの発症が少ないことがわかりました。