お茶の産地静岡県は一番健康寿命が長い

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厚生労働省から静岡県は都道府県で一番健康寿命が長いと発表されました。静岡県は、肥満度も低い方ですし、がん標準化脂肪率も低いことが注目されてます。脳・心臓血管障害などの動脈硬化性疾患は、治療・リハビリ・介護などで長期にお金のかかる病気です。静岡県総合保健センターが発表した自治体別の統計によると、脳梗塞・脳内出血・虚血性心疾患などの5項目において、掛川市はどの項目についても県平均より患者数が少なく健康指標に優れた地域であることがわかります。お金のかかる病気にならず健康で長生きするためには、やはり最も大切なのは予防です。代表的な生活習慣病である動脈硬化をきたす原因の中でも、最近はメタボリックシンドローム(メダボ)が注目されています。メタボは、肥満に高血圧・脂質異常・糖尿病などが2つ以上重なった状態をいいます。緑茶を飲む習慣が、動脈硬化やがんなどを減らし、健康を維持・増進する効果があるかを調べる目的で始まったのが、掛川スタディという大規模栄養疫学調査です。研究の一環として「やぶきた」「べにふうき」の2種類の緑茶のエキスと偽物を飲み比べ動脈硬化の指標が改善するかを調べました。それぞれの粉末をカプセル化し、試験参加者だけでなく研究者側も、だれが何をのんでいるのかわからないようにして行う、無作為二重盲検法という信頼性の高い研究方法を採用しました。3ヶ月間の服用でしたが、悪玉のLDLコレステロールの値が、「やぶきた」摂取群および「べにふうき」摂取群で低下しました