カテキンとカフェインは肥満を抑える。

近年、日本でも脂肪率が多い西洋型の食生活が一般的になっており、その結果社会問題にもなっている、メタボ(メタボリックシンドローム)の患者さんが増えています。メダボの主な原因は肥満です、肥満になると高脂血症や高血圧などになり、糖尿病へと進展します。さらに、動脈硬化症の原因ともなり、その結果、死につながる心筋梗塞や脳卒中などの疾患が引き起こされます。わが国でも、すでに成人の5人に1人が肥満であるといわれておりますので、その予防が健康な生活を送るのに、とても大事であることは言うまでもありません。緑茶とその成分であるカテキンとカフェインは肥満抑制効果を持つ緑茶には肥満抑制作用があることが実験で確認されています。マウスに緑茶粉末を2%混ぜた餌を4ヶ月間与えたところ、餌を食べる量が変わらないのにも関わらず、普通の餌を与えたマウスと比べて、お腹の中の脂肪の量が約60%も少なくなっていました。そして、血液中が肝臓中の脂肪の量も著しく減少していきました。さらに、緑茶の主要成分である茶のカテキンとカフェインの2つの成分を組み合わせると、緑茶と同様の脂肪蓄積制御作用があることがわかりました。この制御メカニズムとして、茶カテキンとカフェインが肝臓や脂肪細胞の脂質代謝を改善することや体内の熱産生機能を促進することがわかり、運動と緑茶成分の摂取を併用することで効率よく脂肪が消費され、肥満が抑制出来ることがわかりました。お茶の効用を科学するから。。お茶はメタボにきく、直ぐに実践して緑茶を飲まなくては。。。