水出し緑茶

緑茶には、様々な健康機能性があることが報告されていますが、その多くはがレート型カテキンの1つであるエピガロカテキンガレードによるものです。このカテキンは緑茶の代表的な機能性成分ですが、熱湯でなければ浸出されないという特徴があります。そのためエピガロカテキンガレートを効率よく摂取したい場合は熱水で淹れる必要があります。しかし最近エピガロカテキンガレードが少ない「冷水で淹れた緑茶」すなわち「水出し緑茶」に新たな機能性が見えてきました。

20130816写真

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

熱水で淹れた緑茶と冷水で淹れた緑茶 何が違うの?

緑茶を淹れるときのお湯の温度の違いで味が変わることを経験した人は多いのではないでしょうか?低い温度で緑茶を淹れると苦渋味が減ります。さらに上級煎茶などにアミノ酸やテアニンを多く含む緑茶の場合はうま味を感じやすくなります。これは、低い温度で淹れると苦渋味に関係しているガレード型カテキン、特にエピガロカテキンガレードが浸出され難しくなるためと考えられます。水温の変化によってカテキンの割合が上昇していきます。水温が低い場合でも1時間ほど待ては、お湯で淹れた時と同程度のカテキンが浸出します。

水出し緑茶は夏の暑い時期にとても飲みやすく、おいしい飲み物です水出し緑茶にあまり縁がなかった人は、これを機会に水出緑茶を飲んでみてはどうでしょうか。