虫歯予防口腔内衛生の改善作用

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普通からお茶を飲む日本人、食後にはお茶を口に含み、ぎ飲みします。すると、口の中がサッパリし、また食べ物の臭いなども消えてしまいます。さらに、虫歯や歯周病などの原因菌に対しても抗菌作用を発揮することが様々な研究でわかり、人でも確かめられてきました。虫歯菌は、口の中で砂糖があると不溶性の粘着性グルカンを作り、これが他の微生物とともに歯に付く着し歯垢を作ります。この歯垢の中で酸が作られ、この酸によって歯のエナメル質が溶け虫歯になります。茶カテキンは、虫歯菌に対して抗菌性を示し、またグルカンを作る酵素の動きを抑え、虫歯菌が歯に付く着することを抑えます。このような茶カテキンの色々な作用で虫歯を予防改善することがわかってきました。また動物実験では、甘いお菓子(キャラメル・チョコレートやキャンディなど)に茶カテキンを配合すると虫歯になりにくいこともわかっています。こうした茶カテキンの効果を活かして様々なお菓子や歯磨き、赤ちゃん用のウエットティッシュなどが開発されています。