宇治茶 血糖上昇を防ぐ

デンプンや砂糖などの糖質を含む食品を食べると、血糖値が上昇します。これは、糖質が小腸にある消化酵素によって分解され、吸収されて血中に入るためです。血糖値が上昇すると、インスリンが分泌され、血糖値を正常値まで下げるように動きます。健康な人の血糖値は、インスリンなど様々なホルモンの動きもよって一定の範囲内に調整されています。この血糖値を正常値まで下げるように働きます。健康な人の血糖値はインスリンなど様々なホルモンの動きによって一定の範囲内に調整されています。この血糖値の調整機能が何らかの原因で低下し、血糖値が高くなってしまう状態が糖尿病です。茶カテキンの血糖上昇抑制作用茶カテキンには、糖質の吸収を穏やかにする動きがあります、食品中の糖質は、小腸で消化酵素によってブドウ糖や果糖などに分解された後、体内に吸収されます。茶カテキンは、このα-グルコシダーゼの活性を抑えることで、体内へ糖質の吸収量を減少させ、血糖を低く抑えることで、体内への糖質の吸収量を減少させ、血糖値を低く抑える動きをもってます。抹茶パンの血糖上昇抑制作用を明らかにするため、1個あたり0.75gの抹茶を含む菓子パンを摂取し、血糖値の変化を対照の菓子パンと比較する実験を行いました。その結果抹茶パンの場合の血糖値は食後45分および60分で対照パンの場合に比べ低く抑えられました。このように糖質を多く含む食品と茶カテキンの組み合わせは、糖質の吸収を抑え、血糖値を低く保つために有効であるといえます。